■11月1日の花嫁 その3
■こういったことは、当然のように女性の方が男性より準備に時間がかかるものだ。控え室で準備する彼女を横目に、落ち着きを求めてカメラをいじっていた。徐々にそれらしい姿に変わって行くのを、ふわふわした気持ちで見つめていた。
■男の身支度は、数分あれば終わってしまう。花束、ブーケも届いた。両親や親族も到着した。徐々に、徐々に。全てがその時に向けて、整いつつあった。
■控え室のドアがノックされた。ホテルのスタッフからの合図だ。履き慣れない靴、着慣れない服。したことのない化粧。そういったものを身にまとい、みんなの待つほうへ、ゆっくりと歩き出した。
…続く。
■11月1日の花嫁 その2
■出掛ける前の準備は、ほぼできていた。忘れ物が無いかなどの最終チェックを横目に、ぽかんと空いた時間を、テレビなどを眺めながら過ごす。自分たちのホテル入りの時間は12時。少し前に着くくらいの感覚で、いよいよ車に乗り込んだ。
■ホテルへと向かう道路で、スピード違反の取り締まりが行われていた。地元の人には有名な、取り締まりの厳しい区間だ。後から同じ道をやってくる予定の家族に電話を入れ、気をつけるよう促した。道は、心配していたほどの混雑はなく、時間通りにホテルに到着した。
…続く。
■11月1日の花嫁 その1
■レイ・ブラッドベリが「たそがれの月」とうたった10月も、あっという間に過ぎ去ってしまった。日付けが変わって11月になると同時に、車を走らせて区役所へと向かった。ようやく書き上げたふたつの書類を持ち、まずはコンビニに寄ってコピーを取った。記念と言うべきか確認と言うべきか、A3サイズのその紙は、ペラペラとしつつもずっしりと重かった。
■区役所に着いたのは1時前だった。警備員のかたに用件を伝えると、「おめでとうございます」ととても感じのいい対応をしてくれた。土日の、しかも深夜の提出なので、役所での審査はまだ先の話になるけれど、これで受付は希望通りの11月1日になった。11月8日現在、記載不備などの連絡はまだ来ていないが、現在審査中といったところだろうか。
■人生のうちの、それなりにドラスティックな変化となるこの提出も、振り返ってみるとあっさりと経過したように思う。車で家に帰りながら、フワフワとした実感が、徐々に体の中を巡り始めているのを感じていた。
■書類的な手続きは、一応これで完了だ。家に帰って、眠って、起きれば、いよいよ。
…続く。
いよいよ!
あすというかあさってというか、いよいよ11/1が
すぐそこまでやってきました
。土曜は、
・新婦の衣装合わせ(最終確認)
・持ち込み品をホテルに持っていく
・エステ
などなど。
男性も、エステするんですねー。
で、日付が変わって11/1になったらすぐに、区役所に
婚姻届を提出する予定です。
そして、本当に、いよいよ結婚式です


。
