スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■Dear Friends

■大学院の入学試験の結果が出た直後、男四人で伊豆にある自分の実家に行った。新幹線とローカル線とローカルバスを乗り継いで数時間。西伊豆の田舎町には、夏の暑い日差しが残っていた。夜中になると、全ての若者がそうするように、布団にくるまりながら、青臭い話を延々としたものだ。もう、何年も前のことだ。

■あの頃語り合った友たちと、きょう、3年ぶりに会ってきた。友のひとりの結婚式以来だった。社会人となり、それぞれに責任のある立場を演じるようになってからは、ある程度のきっかけがなければ会うことすらなかなかできなくなってしまっていた。今回は、友人夫妻の間に新たに生まれ来る命を祝しての、久しぶりの再会だった。

■妻の大きくなったお腹を、夫がいとおしむように見つめては微笑む。言葉のひとつひとつが、踊るように弾んでいる。幸せのオーラというものを、手で触れられそうなくらいにはっきりと感じることができた。母に、そして父に。それぞれ新しい自分になろうとしている友人たちは、内側から眩しいくらいに輝いていて、こちらまで幸せな気持ちになっていく。

■20代の前半、くだらない話で盛り上がり、青臭い話で真剣に語り合った友たちが、人の親になろうとしている。たくさんの嬉しさと、ちょっぴりの寂しさと。そんな柔らかく暖かい気持ちが胸に溢れて、ちょっとだけ、息が詰まるようだった。軽く咳き込むようにして視線を窓の外に移すと、つい先ほどまで降っていた雨は上がり、キラリ眩しい冬の太陽が、しっとりと濡れた東京の街を、鋭く照らし、柔らかく包んでいた。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

<いつもながら詩人ですね(^^)
そして何よりぴ。さんは性格が良い!
よく「人の不幸は蜜の味」なんて言いますが
ぴ。さんには無縁の言葉っぽいです。
他人の幸せを素直に自分のことのように
喜べるぴ。さんは
本当に魅力的な人だと思いました★

なつかしき日々

男四人のうちの一人です。
ぴ。 とは泰国にも行ったな、なんてことも思い出しました。懐かしいことです。

あと数年でそんな旅行に行ったことなんか10年も前になってしまう。そういえばその頃はいろんな話をした。たわいもない話であったり、墓の中まで封印する話だったりv-39

もうすぐ、親になると言う感覚。
これは、まさに「感覚」です。
そう、なんだか世の中が変わってくるのです。
これまで論理的に理解していたものが感覚的なものに落とし込まれて、なんの反駁もできないものになっていく。
少なくとも僕の周辺(サンプル数:N~8)ではそういうもののようです。

また話をしよぅ。
…じゃない、話をしよう。

>りぼんねこさん
いやいやいや…(;´▽`A``
自分の好きな連中だからこそ、
喜べるんだと思います。
無償の愛のレベルに達するまでは、
まだまだ修行が必要です( ̄0 ̄)/
もっともっと、がんばんなくっちゃ!

>skya
タイ、行ったねー。懐かしいなぁ。
アユタヤ遺跡とか、戦場に架ける橋とか、プーケットとか。
あれ、自分にとって生まれて初めての海外旅行だったんだ。

skyaが親になる。
まず自分自身が一番信じられないというか、
不思議な感覚を覚えているんだろうね。
どんなベイビーが生まれてくるのか、
どんなストーリーが始まるのか、
とても楽しみだよ。

…ってか、ギャル文字使うなーっヾ(`⌒´メ)ノ″。。
ぁたしゎこぅぃぅのがきらぃなんだょぉ~(^▽^;)

>それぞれに責任のある立場を演じるようになってから>は、ある程度のきっかけがなければ会うことすらな>かなかできなく

この言葉に激しく共感しました。心の中でどうしているかなあなんて思っていても、つい連絡をとらず、誘われても自分の体調や仕事が優先になっていて「必要」でないとなかなか会えなくなる。かくいう私も断ったり断られたりで、寂しい思いをすることが多くなってきました。
また、好きな相手でも、自分が不幸なときには素直に相手の幸せを喜べなかったりする。素直に友の幸せを喜べるぴ。くんは自分の心の中も幸せにできる人だと思います。(^^)

>monaさん
仕方のないことかもしれないけれど、
やっぱり寂しいものですよね。
「必要」でなくても、うまく口実を見つけて、
いろんな人たちと会いたいなって思います。

自分の心の中も幸せに…できるといいなぁ(^▽^;)。
なんか、まだまだ、無理そうです。。。なんてね。
プロフィール

ぴ。

ブログ内検索
カテゴリー
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。