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■織姫と彦星

■西伊豆の実家では、七夕祭りは旧暦に従って8月に行われることになっている。祭りと言っても特別な何かが行われるわけではなく、学校の行事として願い事を書いた短冊を竹に結びつける、その程度のものがあるくらいだった。

■小学生の自分は、その短冊にどんな願い事を書いていたのだろう。今となっては全く思い出すことができない、その程度のことしか書いていなかったのだろう。遠い将来の夢とか、目先のリアルな目標とか、そんなことを書いていたのかもしれない。書いたからといって叶うことなんてあるわけがない。そんな冷めた目で、予定調和な学校行事を淡々とやり過ごしていたような気がする。

■伝説によれば、年に一度だけ、織姫と彦星が会うことを許される日だ。そんな、二人にとっては切なくも大切な日に、他人の願い事なんか聞いている場合ではない。天の川を挟み、そのほとりで輝くベガとアルタイルを見上げながら、人って勝手でごめんなさい、と、ひっそりと謝ってみたりする。

■幼い頃には冷めきっていた視線が、大人になって熱くなることがある。何かを思い出したのか、あるいは何かを見つけたのか。本当は、理由は明確にあるのかもしれないけれど、自分の中でそれを曖昧にしておくのも、悪くない。

■なんてね。
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